沖縄県の学力について③
昨日は家庭学習ノートの使い方をきちんと指導し、有効活用しなければならないのではないかと問題提起をさせていただきました。
今日は、読書についてです。小学校でも読書を推奨して、図書室でたくさんを本を借りましょうみたいなキャンペーンを行っているようです。そして、たくさん借りた人を表彰するようなことをやって、借りた本の数なのか読んだ本の数なのか、を競わせているように見えます。
これ自体は決して悪いことではなく、いい事だと思います。問題は、その質です。中には、きちんと自分に合った本、自分の興味のあるもの、ちょっとそれはまだ難しいんじゃないの?って思うような本を読んでいる子もいます。先日市立図書館に行った際にも、熱心に本を読んでいる子などを見かけたりもします。
しかし、本をたくさん読んだことにするために、薄い本ばかりを読んでいたり、もう5年生なのに、そんな大きな字の本ばかり読むなよって突っ込みたくなるような本を読んでいたりします。本を借りること、借りる本の数を増やすことが目的になってしまっているような子が多々見られます。
本を読むことは大事です。本当に大事です。特に小学生のうちに本をたくさん読んでいる子は、本気で勉強を始めたときの伸びが全く違います。人間は何を学ぶ際にも母国語を使って理解をします。数学だって、日本語を使って理解をします。日本語をたくさん読んでいる子は、教科書等に書いてある言葉を自分の言葉に置き換えて理解をすることができます。だから、人にも自分の言葉で伝えることができます。数学だって、自分の言葉で考えることができます。テストの点数が伸び悩んでいる子の多くは、自分の言葉に置き換えて理解できない子、違う言い方をすると、自分の言葉で自分が分からないところを質問することがうまくない子です。
本を読みなさいと抽象的に指示を出すだけではなく、もう少しい一人一人がどのような本を読んでいて、それをどの程度理解しているのかチェックしてあげる必要があると思います。読め読めといったところで、どのような本を読んでいいのか分からない子は一定数いるはずです。そういう子をどのようにすくい上げてあげるのか大事だと思います。
当塾には、たくさんの本を取り揃えています。あまり本を読まない子、本を読むのが好きではない子には、読書指導もしています。塾に来てやるべきことをやってしまい、保護者のお迎えを待っている間に、本を読ませたりもしています。
また、中学生は、どうしても生徒に任せてしまうと、国語の勉強は後回しになってしまいがちなので、塾に来て、最初の10分、15分でもいいので、国語の勉強をするように推奨しております。
うちの子はあまり上手な読書をしていないのではないかとお悩みの保護者様がいらっさいましたら、一度ご相談ください。
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