沖縄県の学力について②
今日も昨日に引き続き、沖縄県の学力調査の結果について、少し書きたいと思います。
小学生も中学生も、学校からの宿題は家庭学習ノートです。自分の弱点を自分で認識し、その克服を自分で行う、つまりやらなけれなならない課題はそれぞれ違うのだから、自分でやるべきことを考え、考えたことを実行するというコンセプトは大変共感します。それは、当塾のコンセプトとも合致します。
では、現状はどうでしょう。
確かに、しっかりできている子もいます。うまく書けれいるなあって思う子もいます。
しかし、テストで点数が取れていない子の多くは、大きな文字で、漢字を書くだけ、大きな字で何問か計算問題を解くだけ、プリントをノートに張り付けてもいいらしく、ずっと前にやったプリントを昨日やりました的に、そのまま張り付けている子、そこそこたくさん字を書いている子でも、びっしりと書いてあるわけではなく、数行開けて書いてあったりします。また、きれいに書いている子の中には、きれいに書くことが目的になってしまっていて、実際には何を書いているのかよく分からないで書いている子もいます。さらには、一見きちんと問題を書き、問題を解いているように見えるものでも、きれいに書きたいから、ノートや模範解答をそのまま写しているだけで、実際には頭を使って解いていないよねって思うようなものまであります。
びっくりしますよ。学校に今まで注意されなかったのか?と聞くと、とりあえず出せば、なんでもいいんだよ的な答えが返ってきます。
確かに、学校の先生は忙しいと思います。クラスの全員のノートをきちんとチェックして、ノートの作り方を指導するという時間がないのかもしれません。それはよくわかりますが、あまりにもひどいものに対しては、きちんと指導すべきだと思います。
自分も小学校の時には、家庭学習ノート的なものがありました。その時には、結構いろいろコメントもされましたし、ひどいときには呼び出しもありました。最初はみんなどのようにノートを使っていいのか、どのように勉強していいのか分からない子が絶対にいます。その子たちに、どのようにノートを活用するのか教え、導いてあげなければ家庭学習ノートの意味が全くなくなってしまうと思います。
とりあえず、提出すればいい的な雰囲気が、昨日も書かせていただきましたが、目の前のものを何とかこなせばいい的な考え方を助長していると思います。ここは、こうやるべきだ、こうやっておいた方がいいよ的なことを話しても、学校ではそんなことを言われていない、学校の先生はこれでいいって言っていたみたいな答えが返ってきたりします。生徒の基準となるべきところがおかしくなってしまっています。
宿題を家庭学習ノート一本にしてしまうことに私自身は、賛成ではありませんが、宿題を毎日決めるのには忙しすぎる、時間がないから、宿題は家庭学習ノートにするというのであれば、正しく使いこなせるよう、教え導くことが絶対不可欠だと思います。
当塾では、ノートの使い方、何をどのように書くべきなのかを、どのようなものを書くのが有効なのか、いろいろ話して、考えるきっかえを与え、徐々に自分なりのやり方を見つけ出せるような指導をし、どうせやらなければならない宿題であるのなら、そのやる時間を最大限有効活用できるようにしていきます。
今日は、石垣島も寒いで。風も強いです。
しかし、昨日はそこまででもなく、お花も咲いていましたよ。