沖縄県の学力について①
最下位であることが悪いわけではないと思います。順位をつける以上、1番から47番まであるのは当然だからです。ただ、最下位であるから、そこから抜け出さないといけいない、頑張らせなければならないと教育現場にプレッシャーをかけるのはよくないと思います。本来の授業時間を削って学力調査の対策をするなど、本末転倒です。
ここでは、変えた方がいいよねって思うことを少し述べたいと思います。
まず、最下位を抜け出すために、学力調査の過去問を授業中や宿題として、大量にやらせることはよくないと思います。調査のための対策をしても意味がないと思います。
学力調査でいい点数を取ることが目的ですか?いや、学力調査はあくまでも手段であって、目的ではないと思います。本当の目的ではないですが、目的は高校入試や大学入試を突破することだと思います。最近の生徒たちが、とりあえず目の前のそのテストができればいい的な発想になっているのは、その延長線にあるかもしれません。それは生徒だけではなく保護者の方の考えにもなってしまっているような気がします。もちろん学校のテストで点数を取ることも大事ですが、大事なのは、入試で点数を取ることでしょ?って感じることが多々あります。
「うちの学校の中間テストの過去問はないの?」みたいなことを聞かれたりします。確かに定期テストの過去問を解けば、点数は上がるかもしれません。でも、それってどれだけの意味があるの?って思いませんか?実際に、石垣島に来る前に勤務していた会社では、塾全体として過去問集めをして、過去問をやらせていました。会社の方針でしたので従っていましたが、ずっと疑問を感じていました。しまいには、模擬試験の過去問はないの?って聞かれたりもします。模擬試験の対策をしてどうするの?って。
英検等の検定試験や、入試は突破することが目的ですので、過去問を使って準備をすることは、重要だともいますが、突破することが目的ではなく、自分の現在地を測るものの対策をしても、自分の現在地を正確にはかることができないため、私は意味がないと思っています。
当塾では、定期テスト対策や模擬試験対策として過去問を使うことはしません。学校のワークやプリント、それに類似する参考書を用いて、対策をします。これさえやれば、点数が取れます的な指導はしません。予想したり、予想させたりすることはありますが、できるだけまんべんなく、勉強させるようにしています。
昨日は、風もあまりなく穏やかな石垣島でしたが、今日は全国的に寒い予報ですので、その影響なのか、朝方は風が強かったです。先ほど、通り雨がありましたが、今は穏やかな天気です。